セイコークレドール18K金無垢腕時計を2点買取致しました。
不動でしたが本体やベルトには金が使用されているため、高額査定でご成約頂きました。
今回買い取らせて頂いたクレドールシリーズについてお話ししたいと思います。
SEIKO――時計を日用品に変えた革命児――
まずは、クレドールを生み出した会社であるセイコーの歴史から振り返ってみましょう。
セイコーは1881年に創業しました。
創業当初は外国からの時計を輸入し販売をしておりました。
そして1912年から自社内での腕時計製造事業を開始しました。
その後関東大震災や第二次世界大戦を乗り越えて1964年には東京オリンピックで使用するタイマーを手掛けました。
それまでオリンピックで使用されるタイマーはスイスの会社であるオメガのものが採用されていました。
それが突然日本の会社が公式タイマーの担当になることは前例にないことでした。
これにより、世界からセイコーが注目されるきっかけになりました。
しかし、世界からセイコーが最も評価している実績があります。
それは「クォーツ式腕時計」の発表でした。
「クォーツ」とは水晶の意味があり、時計の中に小さな水晶を埋め込み、それに電流が流れることで発生する振動で針を動かすものです。
このクォーツ式時計の誕生は時計界に大きな衝撃を与えました。
それまでたくさん作れず高級なものだった時計を大量生産可能で安価に手に入るようにしたクォーツ式時計は後に「クォーツショック」と呼ばれるほど革新的なものだったのです。
更には、1970年の大阪万博で世界初となる電波時計を発表しました。
今となっては当たり前の機能ですが電波時計は日本発の技術だったのです。
こうしてセイコーはその技術力を世界に知らしめたのでした。
クレドール――日本産高級腕時計――
そんな技術面で時計業界に大きな貢献をしてきたセイコーですが1974年にクレドールシリーズを発表しました。
クレドールはフランス語で「黄金の頂き」という意味があり、
金やプラチナなどの貴金属や貴重な素材のみで製造した、高級志向の時計となっており、パーティーなどのシーンで活躍する製品です。
前述した実績からすると意外な方針転換のようにも見えますが高級腕時計の生産自体は行われておりました。
当時は「特選時計」と呼ばれる製品群があり、それらを統合したのがクレドールになったのです。
このシリーズは時計製作の技術はもちろん、貴金属の加工技術や宝石のセッティング技術などジュエリーの技術も投入されており
まさにセイコーの技術の粋のような製品です。
現在でも非常に高い人気があり、パーティーなどのドレスシーンから日常生活の中まで幅広く活躍できる時計になっています。
冨田質店ではセイコーをはじめとした腕時計の高価買取・質預かりを実施しております。
もちろんその他にもブランド品やジュエリーなども取り扱っております。
お査定は無料で致します。
「もう使わないし処分しようかな・・・」
そんな時は是非一度冨田質店へ!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。