シャネル J12の買取を致しました。
軽くて丈夫なセラミックで作られており、ハードな状況でも使用できます。
シャネルはマトラッセなど革製品がメインのブランドですが、時計も良いものを多数生産しています。
今回そんなシャネルの時計の歴史を見ていきましょう。
時計業界では新参者のシャネル
シャネルは1910創業とかなり伝統あるブランドです。
ですが、時計の製作・販売を始めたのは1987年と比較的新しい事業でした。
シャネルが時計製作に着手した時には絶対王者ロレックスを筆頭にたくさんのブランドがしのぎを削る群雄割拠でした。
そこに新規で入っていくのは有名ブランドでも困難を極めました。
しかし、シャネルはプリミエールやJ12といった人気シリーズを作り出し高い評価を得ています。
なぜ、過酷な時計業界を生き残れたのでしょうか。
シャネルは時計販売を始めるにあたって力を入れる部分を決めていました。
他のブランドは時計の内部の機構や耐久性、精密性に重点を置いているのに対して、シャネルはデザイン面を重視したのです。
本来はファッションブランドであるシャネルは革製品などを作ってきました。
そこで時計の装飾品としての側面に着目し、技術で勝負するのではなくデザインで勝負することにしました。
その結果誕生したのが、プルミエールです。
この時計はベルト部分にレザーを編み込んだものが使われており、今までで得た革加工のノウハウも落とし込んだ傑作です。
プリミエールの台頭により、シャネルの時計はオシャレだと大好評でした。
これ以降、シャネルの時計はラグジュアリーウォッチという独自の地位を確立し、様々な時計を輩出していきます。
現在ではレディースだけでなくメンズの時計も販売されています。
シャネルウォッチラインナップ
まずはシャネルウォッチの祖プルミエールです。
本体ゴールドで統一され、同ブランドの香水「No.5」のボトルの形など様々な要素がまとめられた時計です。
また、後年にはブレスレットのコマをセラミックにしたプルミエールも発表され、現在でもシャネルを代表する時計の1つです。
この時計はジャック・エリュという人物によってデザインされました。
もう1つは今回買取らせて頂いたJ12です。
この商品は2000年に発表されて、セラミックを使用した時計になります。
それまではレディースの時計ばかりだったシャネルにとって初めてのメンズ向け腕時計でした。
従来の腕時計はステンレススチールや金といった金属を素材に用いていたので、セラミック製腕時計は革新的でした。
J12が実用性や色の美しさなどを証明していった結果、他のメーカーもセラミック時計の開発に着手していきます。
J12は腕時計の新たなステージを切り開いた非常に斬新な時計だったのです。
それも時計とは専門外のブランドであるシャネルだからこそたどり着けたのではないでしょうか。
冨田質店ではシャネルをはじめとしたブランド品や腕時計、ジュエリーなどの高価買取・質預かりを実施しております
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「この時計、もう使わないな・・・」
そんな時は是非一度冨田質店へ!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。