エルメス フールトゥPMの買取を致しました。
頑丈な布地で非常に使い勝手の良い商品です。
エルメス製品は現在、非常に多くの種類が展開・流通しています。
人気も高く、現行品・ビンテージのいずれも欲しいと思う人々はたくさんいます。
この人気の背景にはエルメスの確かなブランディング戦略があります。
今回はエルメスのブランディング戦略をいくつかご紹介します。
職人を用いたプロモーション
エルメスは職人の手で一つ一つ商品を作ることにこだわりを持っています。
その仕事の技術や品質を全面に売り出す活動をしています。
従来のブランドは有名人やモデルを起用したプロモーションがされます。
一方でエルメスのプロモーションには職人の作業している様子の映像や見学など職人を主役にしたものがメインになっています。
更には職人へのインタビューが行われたり、実際に職人の作業の体験会なども開催されたりしています。
このように、職人たちを宣伝して品質をアピールしているのです。
日本の酒造所や食品工場ではこうした作業の見学や体験会などは良く行われていますが、ファッションブランドでこのような戦略は極めて珍しいですね。
需要と自社の強み
エルメスは創業が1800年代の老舗ブランドです。
その時の流れの中で技術や文化は目まぐるしく変化していき、人々が求めるものも激しく移り変わっていきました。
その中でエルメスは変化する顧客の要望を自分たちでどのように解決できるかを模索しつづける姿勢を貫いてきました。
例えば、エルメス創業黎明期はまだ馬を使った移動が主流だったので高級馬具を作り、売りました。
20世紀に入ると車や飛行機移動になり、コンパクトなバッグ製作に移りました。
エルメスは時代に合わせて自身の強みを活かして消費者の期待に応えてきました。
柔軟性と挑戦への積極性がエルメスが180年以上続いてきた要因と言えるでしょう。
馬主のいない馬車
エルメスのブランドロゴと言われたら想像できますか?
2頭の馬と馬車というロゴはエルメスのまさに象徴です。
ですが、この馬車には馬を操る馬主は存在しません。
人が馬の近くに立っていますが、これは従者です。
そこにエルメスのブランドとしての在り方を示しています。
このロゴ、馬車はエルメスの商品で、従者は職人を表現されているのです。
では馬車を操る御者は誰なのか?それは購入したユーザー自身とされたいます。
「エルメスが提供するのはあくまで馬車までで、それをどう使うかはユーザー次第」というメッセージが込められています。
顧客を主役に、自身はそれをサポートする従者という理念からいかに顧客目線を持ち続けているかが分かりますね。
冨田質店ではエルメスをはじめとしたブランド品や腕時計、ジュエリーなどの高価買取・質預かりを実施しております。
お査定は無料で致します。
「このバッグ、もう使わないな・・・」
そんな時はぜひ一度当店へご相談ください!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。