フェンディ(FENDI)バイザウェイの買取を致しました。
丁度いいサイズ感なので、オンオフ問わず幅広く使える商品です。
当ブログでフェンディの買取情報を掲載するのは久しぶりのことなので今回は改めて「フェンディとはどういうブランドなのか」
について触れていきたいと思います。
夫婦の毛皮工房
フェンディは1925年のイタリアにてアデーレ・フェンディ、エドアルド・フェンディ夫妻によって創設されました。
毛皮を素材とした製品を専門とし、工房と店舗が同じ建物の中にありました。
それくらい小さな職人の店だったのですがこの夫婦が手掛ける製品はどれも非常に高品質でした。
当時毛皮製品はアメリカで流行していたもののイタリアにまでその波は来ていませんでした。
しかし、フェンディ夫妻はこの素材はイタリアでも流行るという確信があったのかいち早く毛皮製品に注力しました。
その結果毛皮のコートが大ヒットし、一躍ローマ人御用達のブランドになりました。
また、その評判はローマ外にも広まり、イタリア全土にフェンディの製品の良さが伝わりました。
フェンディ夫妻は毛皮製品に挑戦し、見事人気を勝ち取った先見の明を持っていたことが良く分かります。
次世代のフェンディ
夫妻の後継者はパオラ、アンナ、フランカ、カルラ、アルダの5人娘でした。
彼女らは当時女性の社会進出が厳しい状況にもかかわらず、
ブランドの舵切りを行った。
既存のものにとらわれない発想とそれらを形にする技術力で新生フェンディとして再出発したのですがここで更に追い風となる出来事が65年に起きます。
それはカール・ラガーフェルドの採用でした。
カールは当時のイタリアで最も勢いのある若手デザイナーでした。
彼女をデザイナーとして起用してからのフェンディ商品は「使いやすくて美しい」アイテムを出すようになりました。
その鮮烈なデザインは時代に合わせて変化していくデザインのトレンドに対して、的確に応えていき多くの女性を虜にしました。
更にカールはブランドロゴのデザインも手掛けました。
アルファベットのFを上下反転させたものを並べた「ダブルFマーク」は彼女の考案したものだったのです。
このロゴはフェンディを象徴するものになり、多くの商品で見られます。
そして、カールは亡くなる2019年まで生涯をフェンディに捧げました。
その年月はなんと54年にもなりました。
フェンディ製品の特徴
こうしてフェンディは世の中の女性の嗜好を抑えることで成功してきたブランドですが実際どのような商品があるのでしょうか。
ここでいくつか紹介してみましょう。
まずは今回買取らせ頂いた「バイザウェイ」シリーズです。
小さめのボストンバッグでカジュアルな場面フォーマルな場面の両方で活用できます。
「バイザウェイ」(By tne way)を和訳すると「ところで」という会話の話題を変える意味を持つ言葉です。
その意味のように服装やシーンが変わっても使えるようにという意味合いが込められた商品です。
また、フェンディを語るうえで「バゲット」は外せないでしょう。
1997年に登場したブランドを代表するバッグです。
こちらは持った時に「パンのバゲットを持っているように見える」ことからそう名付けられています。
こちらは5人姉妹の1人、アンナの娘シルヴィアのアイディアから生まれました。
コンパクトでありながら必要なものを収納できる機能性とシンプルの中に美しさを追求したデザインとなっています。
これが爆発的にヒットし、ブランドの顔にまでなりました。
このようにヒット商品を多く世に送り出してきたフェンディですがこれらは共通して女性目線を第一にデザインされています。
前述したように5人姉妹がフェンディを継いだ当時では女性の社会進出はまだまだ進んでいませんでした。
その社会を少しでも変えられるように彼女らはファッションアイテムで革命を起こそうとしていたのです。
やがて、それは次世代のシルヴィアに受け継がれ、「働く女性の持つアイテム」へとデザインがシフトしていきました。
デザインのトレンドは柔軟に変化させつつ、根幹にあるものは変えずに努力を続けたからこそ、現在のフェンディの地位があると言えるのではないでしょうか。
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