ロレックス エクスプローラーⅡの買取を致しました。
ベルトの摩耗がありましたが、高価で買い取らせていただきました。
ロレックスにはブレスを止めるジョイントがありますが、その機構に種類があるのはご存知ですか。
今回はロレックスウォッチのブレス機構について解説していきます。
オールドジョイント(OJ)
まずは、オールドジョイントと呼ばれる機構についてです。
採用されていたのは2000年以前のものが主流です。
上の画像をご覧ください。
時計本体とブレスの繋がっている部分に穴が見えるのが分かりますか?
これがオールドジョイントと呼ばれるものです。
この穴の中にはバネ棒が通っており、バネの元に戻る力を利用してブレスを固定しています。
なぜ穴が空いているのかというと、この穴にブレスを外すための針を通すためです。
横穴に針を差すとバネが押し込められて縮むのでその時に外れます。
ちなみに、オールドジョイントからニュージョイントの過渡期に作られた時計の中ではオールドジョイントのモデルがレア個体として高値で取引されることがあります。
ニュージョイント(NJ)
一方、2000年以降に生産された腕時計はニュージョイントと呼ばれる機構に変更されています。
上記の画像の通りケースに横穴がありません。
これがニュージョイントの特徴です。
デザインを損なわないために導入された機構です。
この機構が実現した背景にはフラッシュフィットの仕様変更にあります。
フラッシュフィットとはロレックスだけ使われる用語でケースとブレスを繋ぐパーツです。
他の時計ではエンドピースと呼ばれています。
このパーツは旧式モデルの場合、プレートを折り曲げて作られ、ブレスから分離するタイプでした。
それが新型フラッシュフィットは無垢材の削り出しへと製造方法が変わり、ブレスレットと一体化したものになりました。
一体型フラッシュフィット最大の強みとして挙げられるのは耐久性の向上です。
一体化し固定されたことでブレスの消耗が旧型と比較して軽減されたのです。
また、一体化しているので見た目もより自然になっています。
ブレスを外す時にはフラッシュフィットの裏面に針を差し、バネ棒を押し込むことで外れます。
このように時計以外の部分に目を向けてもロレックスは非常にこだわり抜いていることが分かりますね。
だからこそ高品質の腕時計を作り続けられるのかもしれません。
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