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買取事例紹介 デュポンライター

当店の買取事例を紹介します。

デュポンのライターになります。

アンティークとして一定の価値があるので買取させて頂きました。

デュポンの商品の紹介は今回が初めてですので、デュポンの歴史や魅力について紹介していきたいと思います。

元は幌馬車メーカー

デュポンは1872年にシモン・ティソ・デュポンによって創業されました。

創業当初は幌馬車の生産と販売を行っていましたが、会社の立ち上げ直後に火災に見舞われてしまいます。

被害は大きく、幌馬車事業の継続は困難で残ったものは小さなアトリエだけでした。

そのアトリエを活用し、シモンは書類ケースやカバンなどの革製品を作り始めました。

旅行カバンなど名作を次々と生み出し、大成功しました。

こうして会社が軌道に乗り始めた頃に息子に事業の引継ぎました。

その後には漆を使った旅行鞄の制作に取り組みました。

当時の旅行鞄にはエナメルが用いられており、重量が増えてしまう欠点がありました。

中国の漆工芸から参考にし、鞄に落とし込んだ商品はヨーロッパでは極めて斬新だったということで革命を起こしました。

これを転機にヨーロッパにおける漆製品はデュポン製という認知が広がっていくことになります。

転機、ライター事業の始まり

そんな中転機が訪れます。

1941年に第二次世界大戦が勃発、旅行に行く余裕も無くなり旅行鞄の需要が減り始めてきていたのです。

何か別の事業を立ち上げる必要に迫られたデュポン社はライターに目を付けました。

この時代、まだまだオイルライターが現役だったこともあり、大ヒットしました。

戦争が終わった後もデュポンはライター生産を続けていき、鞄生産は縮小していきました。

航空機が一般市民でも使われるようになり、求められる鞄の形や性能が変わってきたことが背景にあります。

昔ながらの旅行向けトランクは時代遅れになると考えたデュポン社は間もなく、旅行鞄事業を終了したのでした。

こうしてデュポンはライターメーカーとして新たな一歩を踏み出したのです。

その後1951年にガスライターを新たに開発し、販売を開始しました。

この功績は世界に評価され、デュポンは高級ライターメーカーとして認知されるようになりました。

デュポンライターは他のメーカーよりも火力調整が良好で、現在でも根強い人気があります。

一度は消えかかった会社の火を再点火した結果、今のデュポンの地位があると言えるのではないでしょうか。

冨田質店ではデュポンのライターでの高価買取・質預かりを実施しております。

意外なものもお金になるかもしれません。

まずはお値段を聞くだけでも大歓迎です!

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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