コーチのトートバッグを買取いたしました。
こちらも状態も良く、従来のCOACHのイメージを塗り替える商品です。
は2014年にデザイナーが変わってから商品の傾向がガラッと変化しています。
今回はCOACHの変化の背景を探っていきましょう。
全盛期から一転、低迷期へ
21世紀初頭、COACHはまさに全盛期とも言える盛り上がりだった。
様々な著名人のえいきょうにより、世界的にCOACHブームが巻き起こりました。
この要因はシグネチャーです。
ブランド名のイニシャルであるCを一面に敷き詰めたモノグラム様のデザインでこれが注目を集め、一時代を築き上げました。
しかし、頂点の時代は長くありませんでした。
COACH製品の偽物が出回り始めたのです。
人気ブランドとコピー品というものは切っても切れない関係です。
ヴィトンもコピー品に苦心しながらも何とか対策してきました。
ですが、COACHはコピー対策が十分でなかったため、偽物の拡散が抑えられなかったのです。
また、この時COACHは店舗次々と建て小売りを充実させましたが、偽物の流布によりすぐに中古市場に安く売られるようになってしまいました。
こうした痛手が重なり、あっという間にトップたら転落したのです。
復活のための改革
こうした状況を打破するべく、COACHは様々な施策を行いました。
それまでCOACHのデザインはカジュアル向けになっていました。
ラグジュアリーブランドというよりも現代的なカジュアルブランドという印象が強くなっていたのです。
それに加えて、販路があまりにも多すぎたため、商品の価値を落としていたことに気づきました。
そこでCOACHは再びラグジュアリーなバッグを販売していくことになりました。
バッグだけでなく、服の販売にも力を入れ、ファッションショーに出展もしていきます。
また、販売する場所も絞っていきました。
これは流通過多からの安売りセールに流れていくことへの対策になりました。
そして一番大きな改革と言えるのがスチュアート・ヴィヴァースをデザイナーとして起用したことです。
ルイ・ヴィトンのアクセサリーデザイナーやロエベのクリエイティブ・ディレクターといった経歴を持つ凄腕デザイナーです。
ヴィヴァースは2000年のこれに推し進めていたカジュアル路線を捨て、COACHのルーツである上流階級層向けの高級品に重きをおいた商品を作りました。
これが功を奏し、より都会的に洗練された高級ブランドとしての地位を取り戻せました。
一度停滞して再び返り咲くブランドとしての底力を感じますね。
冨田質店ではCOACHをはじめとしたブランド品や腕時計、ジュエリーなどの高価買取・質預かりを実施しております。
お査定は無料で致します。
「このバッグ、もう使わないな・・・」
そんな時はぜひ一度当店へご相談ください!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。