ルイ・ヴィトン オンザゴーの買取を致しました。
コンパクトなサイズ感で高級感もあり、パーティーなどフォーマルな場では最適なミニバッグです。
ルイ・ヴィトンといえば言わずと知れたラグジュアリーブランドです。
高品質・高価格で高級感のある商品のイメージがありますよね。
実際に値段が張るから高級ではあるのですが、それ以上にルイ・ヴィトンのブランド戦略のおかげだから我々がそう感じるのです。
今回はルイ・ヴィトンのブランディングについて何点か解説していきます。
基本的な戦略「4P」
ルイ・ヴィトンはブランドの柱として「4P」というコンセプトを軸にしています。
これはProduct(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(プロモーション)の4つの観点から会社の方針を決めています。
まずProductは製品自体についてです。
ルイ・ヴィトンはすべての製品1つ1つを一流の職人の手作りで生産されています。
妥協を許さず、高品質なものだけ、販売することにこだわっています。
次はPriceです。ここでいう価格とはすべての顧客に対して、同じ価格で販売することです。
特定のターゲットに対して忖度しないことで誰でも買える平等性を担保しているのです。
また、ルイ・ヴィトンはセールなどで値引きをしません。
どの商品も定価以上でも以下でも売らないので、ずっと同じ価値を保つ努力をしています。
変わらない値段で販売を続けることで顧客からの信頼も勝ち取れることにも繋がります。
3つ目の指針Placeです。ルイ・ヴィトンは生産工場からユーザーの手との距離を最短にしたいという思いから正規店のみの販売を行っています。
極力仲介会社の介入を避け、直営店などでのみ販売することで「この店は正規店だから全部本物の商品が置いてある」と安心して買い物ができるのです。
最後はPromotion、この部分が極めて異質です。
普通物を宣伝する時は色んな媒体を使って色んな場所の人に除法が届くようにするのが定石です。
ですが、ヴィトンの宣伝は一味違います。
限られた場所・層でほとんど広告を出さずに販売しています。
ラグジュアリーブランドはその価格や品質の点から一定の熱狂的なファン相手に商売することがほとんどです。
つまりは広告を出さなくても顧客側から情報を追って購入する客層が大多数を占めているわけです。
そういったある種フリークとも言える熱量を持った人たちの口コミによってまた情報が広がっていき、間接的に宣伝になります。
何より、「ファッション通の人から教えてもらったブランドの情報」というのは神秘性や玄人のように感じてより魅力的に見える効果があります。
自社のブランドの価値を保つためにあえて広告を少なくしているのにはこういうカラクリがありました。
ただ高いだけではない、良いものを安心して購入・使用してもらうためにブランド力を維持する努力をルイ・ヴィトンは絶えず続けているのです。
ヴィトンのセカンドライン
もう1つ、ヴィトンの経営戦略で特筆すべき点があります。
それはセカンドラインにあたるブランドが無いことです。
自分も「そうだっけ?」と思い、調べてみると確かにそれにあたるブランドは無いようです。
例えば、プラダはセカンドブランドとしてmiu miuがあります。
これには若い人にも良質なブランド品を使ってほしいという思いから設立された安価なブランドです。
間口を広げる、本家ブランドの将来的な顧客を確保する、様々な目的からセカンドラインは設立あれています。
しかしながら、ヴィトンでは分家ブランドは存在しません。
ここにもヴィトン独自のこだわりがあるのです。
ルイ・ヴィトンの製品を作るにあたって「プロダクトアウト」という標語があります。
この言葉には「職人など作り手が良いと思うものを提供する」という意図があります。
良いものを作るためには、良い素材や優れた加工技術などコストがかかります。
そのために、妥協した廉価製品をセカンドラインで販売はしないようにしています。
ヴィトンは価格を下げて広い層に普及させようとするのではなく、商品の魅力だけでブランド業界で勝負しているということになります。
ここまでヴィトンのブランド戦略を紹介してきました。
どの戦略も根底にあるのは「良い商品の価値を損なうことなく、消費者に安心して購入してもらう」という考えです。
この独特なコンセプトは長年ラグジュアリーブランドを牽引してきたからこそ至る境地なのかもしれません。
冨田質店ではルイ・ヴィトンをはじめとしたブランド品や腕時計、ジュエリーなどの高価買取・質預かりを実施しております。
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「このバッグ、もう使わないな・・・」
そんな時は是非一度冨田質店へ!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。